しみ治療に使用されるQスイッチレーザーは、n(ナノ)秒という短い間に照射する(パルス幅)レーザーで、しみの原因となるメラニンに吸収される波長が選択されています。
現在、しみ用として使用されているレーザーのゴールドスタンダード(標準治療)と言っても過言ではないと思います。
主として 日光性黒子(老人斑)・雀卵斑(そばかす)・ADM(真皮内メラノーシス)などのしみ治療や タトゥ・アートメイクの除去に使用されています。
最近では トーニングと呼ばれる方法で 肝斑と呼ばれる しみ にもレーザー治療が試みられています。
(レーザー治療の流れ)
1)治療部位のメイクを落とし 洗顔して頂きます。
2)クーリングを行いながら レーザーを照射します。
3)照射部位に軟膏を塗布し 絆創膏などでカバーします。
(治療後)
照射部位は 通常 薄いカサブタ状になり 自然に落ちていきます。
(しみの種類によっては カサブタを生じないこともあります)
カサブタが落ちるまでの間 軟膏を塗り 絆創膏などで保護します。
(問題点・合併症など)
・治療後に 炎症性色素沈着(しみ)を生じる場合があります。この場合 外用(塗り薬)治療が必要になります。
・しみの種類によっては 適応にならないこともあります。