レーザー治療

Qスイッチレーザー

しみ治療に使用されるQスイッチレーザーは、n(ナノ)秒という短い間に照射する(パルス幅)レーザーで、しみの原因となるメラニンに吸収される波長が選択されています。
現在、しみ用として使用されているレーザーのゴールドスタンダード(標準治療)と言っても過言ではないと思います。
主として 日光性黒子(老人斑)・雀卵斑(そばかす)・ADM(真皮内メラノーシス)などのしみ治療や タトゥ・アートメイクの除去に使用されています。
最近では トーニングと呼ばれる方法で 肝斑と呼ばれる しみ にもレーザー治療が試みられています。

(レーザー治療の流れ)
1)治療部位のメイクを落とし 洗顔して頂きます。
2)クーリングを行いながら レーザーを照射します。
3)照射部位に軟膏を塗布し 絆創膏などでカバーします。

(治療後)
照射部位は 通常 薄いカサブタ状になり 自然に落ちていきます。
(しみの種類によっては カサブタを生じないこともあります)
カサブタが落ちるまでの間 軟膏を塗り 絆創膏などで保護します。

(問題点・合併症など)
・治療後に 炎症性色素沈着(しみ)を生じる場合があります。この場合 外用(塗り薬)治療が必要になります。
・しみの種類によっては 適応にならないこともあります。

レーザーポレーション(トーニング)

従来では治療が困難であった肝斑治療に対しても レーザー治療を行うことが出来るようになった照射方法で、
Qスイッチレーザーを中空で照射し カサブタ化を生じない程度に 弱くレーザー照射を行います。

レーザーポレーションは 照射する部位にビタミンCを塗り、レーザーの先端にガラス管を付けて照射を行います。
照射時は ほとんど痛みは感じず、照射後 軽い発赤とほてりを生じる程度です。

治療後、軟膏などの処置や絆創膏は不要です。

通常 2~3週間ごとに 5回程度治療を行います。

(問題点・合併症など)
・肝斑の場合、外用や内服治療、スキンケア等を併用する必要があります。
・治療効果には個人差があり、全ての方の肝斑がなくなるわけではありません。
・複数回の治療が必要になります。

しみ そばかす 肝斑

  1. 光治療 フォトフェイシャル/ステラM22

  2. レーザー治療

  3. ビタミンCイオン導入・超音波導入 /外用・内服治療