アートメーク・タトゥー除去

アートメイク・タトゥー・入れ墨除去には 手術による治療と Qスイッチレーザーに方法がございます。

手術治療

1)切除法

タトゥー部を皮膚ごと切除し 直接縫合する方法です。
切除できる範囲は限られるので、除去予定の範囲によって、この方法を行うことが出来るかどうかか決まります。
他の方法に比べて 治療期間が短く済むことが 利点になります。
大きさにより、何回かに分けて治療を行う場合があります。

[問題点・合併症など]
・範囲によっては 全てを切除することが困難で、この方法を選択することが出来ない場合があります。
・一定の傷痕(あと)が残ります。
・傷痕によっては ケロイドや引きつれが残る場合もあります。

2)皮膚剥削術(+レーザー治療)

広範囲のタトゥ除去を行う場合 この方法を選択します。
タトゥを周囲の皮膚ごと削り取る方法です。
削り取った部位には 特殊な創傷被覆材で覆い 傷を治していきます。
1回の治療で最大20cm×10cmの範囲まで可能です。それ以上の大きさの場合、分割して治療を行います。

[問題点・合併症など]
・傷が治るのに 時間がかかります。
・やけどの痕(あと)のような傷痕が残ります。
・除去部位の引きつれを生じる場合があります。
・全てのタトゥを完全に除去することが難しい場合もあります。

Qスイッチレーザー

 タトゥにレーザー照射を行い 徐々に除去する方法です。
特に 眉などのアートメイク除去の場合 この方法が適しています。
(アートメイクの材質によっては適さない場合もあります)
(治療後経過・注意点)
 レーザー照射を行った部位は、ヤケドのようになり、カサブタ状になります。カサブタが落ちるまで、処方した軟膏を塗布します。カサブタが落ちる期間は、状態によりますが、一般に2~3週間が目安になります。
 カサブタが落ちた後は、日焼け対策(遮光、日焼け止めの使用など)を行って頂きます。
 レーザー照射2~3ヶ月後に治療の評価を行います。その上で治療が必要な場合、追加で照射を行います(費用は1回ごとにかかります)。一般にアートメイクの場合は、1~3回程度で取れることが多いですが、取れ方には個人差があります。

[問題点・合併症など]
・白・黄・赤などカラフルなタトゥには 効果がありません。
・レーザーのみで完全に取り切れない場合もあります。
・レーザー照射を行った部位は、色素沈着、色素脱失、瘢痕化を生じる可能性があります。

アートメーク除去

  1. アートメーク・タトゥー除去

    アートメイク・タトゥー・入れ墨除去には 手術による治療と Qスイッチレーザーに方法がございます。