レーザー脱毛と針(ニードル)脱毛

最近、レーザー脱毛による硬毛化(毛が元より太くなったり、長くなったりする現象)のことやレーザー脱毛では脱毛できない白髪の脱毛を希望される方が増えており、針(ニードル)脱毛のニーズ(要望)が高くなっています。

レーザー脱毛と針(ニードル)脱毛のそれぞれの特徴が分かりにくいところもあると思いますので、それぞれの特徴を述べたいと思います。

レーザー脱毛
医療機関では、減毛効果が高い医療用の脱毛レーザーを使用するのが一般的です。エステでは、機器を使用して、毛を作っている毛包・毛球部を破壊するような行為は、法的に許されておりませんので、永久減毛を行えるようなレーザー機器は使用できないことになっています。そのため永久減毛については、医療用のレーザー脱毛機が必要になります。
脱毛用レーザーは、毛髪の黒い部位(メラニン)をターゲットとしており、レーザーを照射すると毛が焼けてその熱が、毛を作る毛包・毛球部を破壊するという原理です。また、一部のレーザーは、毛を直接一気に破壊するのではなく、毛包・毛球部に熱を貯めて破壊するというタイプのレーザーもあります。

(長所)
 ・短時間で広範囲の脱毛を行うことが出来る(例えば、当院のレーザーの場合、全身を行っても20分足らず)
・照射した部位は、一旦、毛が無くなる
・毛の処理をしたまま(毛を剃った状態で)、脱毛することが出来る
(短所)
・効果には個人差があり、また、部位によっても効果が異なり、不確実性をともなう
・肌トラブル(熱傷、色素沈着、色素脱失など)を生じるリスクがある
・肌の色が濃い部位、色素沈着を起こしている部位は行えない
・白髪には効果がない
・場合により硬毛化(毛が治療前より太くなったり長くなったりする)を生じる

針脱毛(ニードル脱毛)
絶縁針と呼ばれる針の根元がコーティングされた針を毛穴に挿入し、電気的に直接毛包・毛球部を破壊する方法です。毛包・毛球部を直接壊すので、確実性が高い方法です。

(長所)
・処置を行ったところは生えてこなくなり、確実性が高い
・毛の色(白髪)、肌の色(色素沈着部位)に関係なく行うことが出来る
・眉やVIO等の部位で、希望の形で行いたい部位のみ脱毛する事ができる
・硬毛化した毛髪も脱毛することが出来る
(短所)
・広範囲を短時間で脱毛することができない
・脱毛を終えるのに期間がかかる
・脱毛するために、毛を伸ばす必要がある
・毛のう炎を生じる場合がある
・レーザーより痛みを感じやすい

 

 

杉本 庸

私達は 丁寧な診察 治療説明を行うよう心がけております。
美容治療はコミュニケーションが重要です。
不安な気持ちを解消しないまま治療を受けると
不満の残る結果を招きます。
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