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眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)について

徐々にですが、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)という名称も、市民権を得ているように感じます。当院でも診察時に、眼瞼下垂症について聞きたい、と尋ねてくる方が増えてきました。最近では、芸能人・著名人の方が治療を受けられて、知られるようになったことも一因かもしれません。

眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)は、その名が表しているように、眼瞼(=まぶた)が下垂している(下がっている)状態を表します。真っ直ぐ正面を見た時に、瞼が下がってきて、まつ毛のラインが、瞳孔(どうこう)(黒目の部分)に、かかるような状態が、典型的な眼瞼下垂症の状態です。

このように、明らかにまぶたが下がって見える状態は、誰が見ても分かりやすいのですが、一見、眼瞼下垂症ではないように見えて、実は、眼瞼下垂症の状態である方もおられます(いわば、隠れ眼瞼下垂症の状態)。なぜ、このようなことが起こるかというと、人は、まぶたが下がってくると、見づらくなるので、自然に眉(まゆ)を挙げて、瞼の開きを補助します。その眉を挙げることにより、一見、まぶたが開いているように見えるので、眼瞼下垂症であるにも関わらず、まぶたが下がって見えないという方が、少なからずおられるのです。

(眼瞼下垂症の症状)
 眼瞼下垂の症状は様々です。目が小さくなった、視野が狭くなった、つかれ目、瞼が重く感じたり、開けているのがつらくなったり、肩こりや頭痛などを訴える方もおられます。額にシワがよる、と相談を受けて、眉(まゆ)挙げていることに気付き、眼瞼下垂であることが分かる方もおられます。

(原因~なぜ下垂を生じるのか)
 まぶたは、眼瞼挙筋・ミュラー筋と呼ばれる、まぶたを挙げる(開ける)筋肉と、まぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)との連動で、開け閉めを行います。これらが何らかの原因でうまく機能できなくなり、下垂を生じます。

眼瞼の下垂を生じる原因は、単純化すると主に以下の3つに分類されます。

1)眼瞼挙筋(瞼を挙げる・開ける筋肉)の機能自体に問題がある場合
2)眼瞼挙筋(瞼を挙げる・開ける筋肉)の機能は問題ないが、ゆるみを生じて筋肉の力が瞼にうまく働かない場合
3)瞼(まぶた)を閉じる筋肉の機能に問題がある場合

1)は、生まれつき、筋肉の働きが弱い場合があり、そのような場合、先天性眼瞼下垂と呼ぶこともあります。生まれつき以外、怪我や神経・筋肉の病気などによって起こる場合もあります。

2)は、腱膜性眼瞼下垂と言われることが多く、成人の方が眼瞼下垂症と言われる場合は、ほとんどがこれになります。瞼を挙げる筋肉・腱膜がゆるみ、場合により皮膚のタルミも合わさって、瞼が挙がりにくくなります。このような状態を起こす要因は様々で、コンタクトレンズの長期間使用、目をよくこすったり引っ張ったりするクセがある、などがよく言われていますが、実際には、加齢変化と思われる方が多いように思います。

3)は眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と呼ばれるもので、瞼を開ける(挙げる)機能に問題があるのではなく、閉じる方に問題があるために、瞼を開けるのが困難になる疾患です。瞼を開けづらくなるので、一見、眼瞼下垂症と間違えやすいのですが、起こる原因は、全く別のため、眼瞼下垂症とは、別の治療が必要になります。

次回は、眼瞼下垂症の治療について述べたいと思います。

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